書籍も買えるけど、マンガががっつり買えるストアを探してみた
Kindle PaperWhiteが目が疲れないのでいいけれど、昔のコピーみたいな感じの描画なので漫画だとちょっとどうかなって思っています。 Kindleで買って別端末で読めばいいんですが、折角なので別のストア探してみました。漫画に特化したビューアやストアという点では国内ストアのほうが出版社がコンテンツの独自性を出せるのかなとか。
レビューも既にたくさんあるんですがあまりチェックをしていないので、ほぼ先入観はないまま、名前よく見るところをチェックしてます。 今回は使ってみないで、FAQからどんな感じかだけ。
尚、タイトル数は気にしてません。最近の新刊や話題書を読みたいという目的の場合、数はあてにならないので。早くリリースされるといいなぁと思うけれど、そこはストアよりも出版社のほうの問題のような気がする。
条件
- 購入した書籍はiPadとPCで閲覧したい。
- 購入した端末以外でも読める。
- マンガは当然充実していて、さらに小説本も買えるところ。
- すぐに終了しなさそう。
割と最後が重要。ストアがなくなったら読めなくなるって場合、読む権利に文庫本と同じ金額払うのはちょっと…と思ってしまいます。
BOOK☆WALKER
ラノベが充実してる印象のストア。 角川系列なので、すぐには終了しなさそうな印象。紙と同時販売したコンテンツもあるようです。
- iOS、Android、Windows、Mac環境対応
- ダウンロード済みならオフラインで読める
- ジャンルごとにRSS配信あり
- ポイント還元セールあり
- 他のストアで購入した書籍を閲覧できる 但し角川系列のみ
文芸書の方は、角川系列から出ている話題書はほぼ確実に入ってくるんじゃないでしょうか。あとは講談社の本がレーベル検索できます。 講談社はどこでも充実してる気がする。以前からかなり電子書籍には力を入れている印象です。
コミックスは秋田、角川系、新書館、スクエニ、講談社、リブレ。一迅社はスクエニ系列扱いでよいかな。
…あ、一ツ橋系ない… スーパーダッシュ文庫があるから集英社あるかと思ったら、コミックスにはない。
一つのアカウントで購入した書籍は最大7端末で閲覧できます。 よくある質問を読んだ感じ、端末間共有も同時にできそうに読めるけど実際どうなんだろう?
同じBOOK☆WALKERアカウントでログインしていただければ、書籍の共有が可能です(※各端末においてデー タのダウンロードが必要です)。 ▼端末間共有の方法 (1)画面下部[設定]→[ログイン/新規登録]でご利用中のアカウント情報を入力します。 (2)画面下部[書籍一覧]をタップすると、そのアカウントで購入した書籍が表示されます。 ※同一アカウントであっても、共有できる機器の台数には上限があります。上限を超え、端末認証の解除が 必要な場合はお問い合わせよりご連絡ください。
端末間同時共有できると個人的にポイント高いです。 同時に端末間共有ができると、読みたいときに既にDL済の端末から消してから、別の端末でDLし直すということをしなくて済みます。資料的なものだと困りませんか。いつでもどこでも読めるのが電子書籍の特徴のひとつであってほしいなぁ。
本棚という機能があるんですが、本棚に入れないと読めないということもないようです。フォルダみたいなものかな。好きなシリーズをそのシリーズの壁紙付の本棚に入れて眺めることもできそうです。
スタッフおすすめの特集は、二次元寄りが多いですね。いいですね。
あとiOS版とAndroid版、Webストア版でお値段が違ったりするみたいです。
iOS版の価格につきましては、Apple社が設定した価格帯に合わせる必要があり、柔軟な価格設定ができま せん。 一方、Android版・Webストアは、自由に設定することができるため、書籍によってiOS版とAndroid版・Web ストアで価格に差が出る場合があります。ご了承ください。
これって、iOS版で買わない方がお得ってこと? だったら、どこで買ってもデータ同期ができるので、買うのはPCで読むときはiPadにすればいいので、個人的には問題なし。たぶん買うのはPCになると思います。閲覧しやすいし。
BookLive!
TOPに文芸書とマンガとバランスよく配置されてる感じが、総合本屋さんという感じのストア。 凸版印刷グループで出資元も堅い企業が並んでいるので、ここもいきなりなくなる可能性が低そうです。端末が出てたので、何となく三省堂運営なのかと思ってましたが違うんですね。
- iOS、Android、Windows環境対応
- ポイント購入型
- ポイント還元セールあり
- 雑誌の定期購入制度あり
文芸書は十分なラインナップ。雑誌の充実が目立ちます。ビジネス書が多いというか、想定しているメイン層がBOOK☆WALKERよりもずっと高めに感じられます。サイトやバナーのデザインも…ええ、はい。
コミックスは死角なし。BOOK☆WALKERから一ツ橋系+ケータイコミック常連出版社を追加したような感じ。
ひとつのアカウントにつき端末登録は5台までです。この間まで3端末だったようで、さすがに3台は少ないですよね。個人的には5つあれば十分かなといったところ。
よくある質問を見ると、
ダウンロードが完了する前から閲覧が可能な作品は、都度、通信が必要です。通信が行える状態でご利用 ください。
とあるので、オフライン閲覧できるとは限らない感じなのかな。 .book形式の書籍はそういうの多いのかもしれません。
なんかこう、FAQを見てると、閲覧環境の安定性に不安を覚えます。エラーが出たときは、という項目が目立ちます。
BookLive!も本棚という仕組みを使っていますが、BOOK☆WALKERとは内容が少し異なるようです。BOOK☆WALKERの外部連携にBookLive!が含まれていたので、似たようなものではあるんでしょうけど、説明を見ていると購入したコンテンツはいったん本棚に移動させなくてはいけないようです。
保管>本棚>DL
というかたち。削除すると「保管」になり、これを「本棚」に移動してから、端末にDLする。 販売コンテンツに雑誌を含んでいるせいか、少し説明が複雑になっているような感じがします。雑誌関係ないかもしれないけど。
ここからは見てみたけれど、更に詳しく見る気になれなかったストアをいくつか。
紀伊國屋書店
コミックスが少ない。 BOOK☆WALKER+一部WJって感じでしょうか。ONEPEACEはカラーモノクロ揃ってる感じ。一般向けですね。
honto
一ツ橋系も扱っているので充実度は高いかと思われます。
電子書籍と紙の書籍の両方を扱っているせいか、電子書籍の詳細ページに紙の本へのリンクがあります。気づかず飛んだ先の紙の書籍の詳細ページが電子書籍版とあまり変わらないので、間違えてしまいそうです。 サイトレイアウト変えてほしいなぁ。色だけでもいいから。
eBookJaban
漫画では世界最大級をうたってるだけのことはあります。 コミックスはジャンルのページを見ると小学館、講談社、角川、秋田ほかが取扱い対象。ジャンルのところにはないですが、集英社もあります。
コンテンツ数は多いようですが、充実度は旧作が中心のようです。劇画系。 特集を見ても、双葉社とか原哲夫とか、アカギとか明日のジョーとか…。 文芸書というか、書籍の方もビジネス書、グラビア多めです。
ちょっと探しているところと違うかなぁ。
Amazon Kindle
Kindle以外で探していたけれど、一応状況を調べておきます。 ドリフ3巻までもう出てるんだ…。しかも紙よりちょっと安い。
改めて見るとコミックスのラインナップに不満はなかったです。 集英社、小学館、講談社、角川、スクエニはあります。白泉、秋田はなさそうな。
紙の本とKindle価格が併記されているのがわかりやすくて好きです。オススメ遷移も電子書籍だけのようです。
まとめ
色々乱立していて困るくらいかなと思っていたんですが、個人的には最初の2つ以外はちょっと、といった結果になりました。 とはいえ、会員登録して少し使ってみないと実際の良さも悪さもわからないので、遠くから見ての雑感です。
BOOK☆WALKERは、見た感じ使いやすそうで、よさそうなんですが、一ツ橋系がないのが痛い。 BookLive!はポイント購入型なのが嫌。
特定の出版社系列だから今後BOOK☆WALKERでジャンプ系とか読めないんだろうなぁ。週刊連載は巻数が恐ろしいことになるので、できたら電書で集めたいんだけれど。既に30巻超えしてるのとかどうにかしたいんだけど。きっと30巻超えるんだよね、と思うとなかなか手が出せないWJとかサンデーとか。
ところで、新潮社はパブリでしか配信しないつもりなのでしょうか。あそこは書籍のみだし、紙の本とお値段一緒なのでそれだったら素直に紙の本買うなぁ。